Philosophy
何をする会社か
背景
だから“エコロジック・マーケティング”です
木々は、その身を削り、貴方が手にする紙を
授けてくれた。松は、その樹液を分け与え、
印刷インクのベースをつくってくれた。
ふと見回すだけでも、自然界のさまざまなものが、
私たちの生活をささえていることがわかる。
そう太古から自然は、なんと大きな恩恵を、
惜しみなく人間に与えてきてくれたことだろう。
私たちは自然環境の持つ影響力の偉大さに
気づき始めた。テクノロジー発達の加速に比例して、
自然への憧憬が強くなることを体験した。
そしてテクノロジーとエコロジーは、相反するもの
ではなく、共存するものであるようにと願う。
小さなものにも理屈がある
亀の甲羅は正六角形に限りなく近い。
キリンの模様は限りなく正五角形に近い。
そういえば、雪の結晶は六角形、細胞が分裂しようと
するときも、五角形を形づくろうとする。
動物も、そして顕微鏡の世界までもすべてのものが、
五角形、六角形に収歛しようとしている。
自然が自然としてある、そのカタチは、
また、マーケティングのカタチでもあるはずだ。
私たちの考えるマーケティングのカタチ。
我々の考える”エコロジック・マーケティング”とは、
生活者が真に望んでいる生活環境を開発すること。
そして、その為の商品または情報を生活者へ強力に
コミュニケートすることであると考える。
つまり我々は、あらゆる仕事を通じ、
「生活者のプロ」という立場で企業に情報を提供し、
企業からの情報を生活者に語りかけてゆく。
我々は、マーケティングを次の5つの場面として
考えている。
企業活動の全てはここに集約されており、
マーケティングはそれを可能にするための、あらゆる
戦略作りにほかならない。
つまり、5つ場面を反映する5つの戦略は互いに深く
関連しており、その中核をなす戦略ポリシー
(生活者が真に望んでいる生活環境を開発すること)
こそがマーケティングなのである。
時として『小さなものにも理屈がある』。
ゆえに、我々は徹底したリサーチから仕事に入る。
生活者の活きた情報をつかみ、分析し、
再構築をおこない戦略作りをおこなう。
分断された情報のなかでは、真の戦略立案は
不可能であろう。
これは、つねに「生活者のプロ」として
仕事を進めたいと考えているからなのである。